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2004.10.23

遺灰ダイアモンド

どうにもこうにも調子の上がらない私です。週末のアオドクロで少しは浮上すればいいのですが...

今日は家で大人しくTVを観ていました。最近ではCoCoちゃんが撮り溜めてくれているドラマやアニメやサッカーしか見なくて、バラエティの類を全然観なくなってしまっていたのですが、本日、日本テレビの「謎を解け!まさかのミステリー」を観ました。
この番組って、切り口は変えてあるけど結局のとこ「トリビアの泉」と同じだね。世の中のへぇ~という事柄を”ミステリーとして探偵が解き明かす”というプロットにしてあるのが工夫(?)かな。

で、本日の最後の”ミステリー”として紹介されたのが”遺灰から作るダイアモンド”。
故人や家族の一員であったペットの遺灰から炭素を抽出し、圧力をかけることによって人工ダイアモンドを作るというもの。ライフジェムという会社が開発・販売しているサービスのようです。

私、これ、大分前に何かで見た事あるんだよなぁ。
で、見ていたら死後についていろいろと考えちゃって...メメント・モリっす。

元々、生物の死として火葬って疑問に思っている私です。

だって、灰にするのって、自然界の循環の法則に則さないすごく無駄なことに思えて。

灰になったらDNA情報が地球に戻っていかない。焼死体ではDNA鑑定できないんだよね?個人としてのDNAは存在しなくなっちゃうんだよね?
それって、生命の環から外れてしまうことなんじゃないの?
食って、食われて、消化されて、分解されて、吸収されて、そしてまた食って。
それが生命の環で生命体・地球を構成するんじゃないの?

生物・無生物なんて区分けをしているけれど、そう考えると土にも石にも地上に存在するものすべてが生物の生きた証で構成されているってことだよね。

私はこの考え方が好きなのです。

この辺は、10代~20代前半の頃に読んだ本・マンガ・ドラマの影響を物凄く受けています。
20041022_01.jpg・新井素子の「.....絶句
うーん、今、手元に引っ張り出してきたけど懐かしい...この中で
 「火葬は嫌い。火葬ってその動物の生を無駄にすることよ
っていうような趣旨の台詞があって、うーんなるほどねぇと思ったもんです。
多分、死後の肉体について考えるきっかけになった本かなぁ。
まぁ、文体が嫌いという人もいるかもしれないけど、新井素子の世界観って嫌いじゃないので、多分エッセイ以外はほとんど読んでいて、そして影響を受けている(^^;;

20041022_02.jpg・佐藤史央の「ワン・ゼロ
インドラとの戦いに敗れたディーバ神族達の血と骨灰が、日本に辿りつき...っていうストーリーの中で
 ”吾等は土と化し、水にとけ、風に散って、やがて人の根より吸いあげられ...
という表現があって、まぁそれが、土の中のバクテリアや動植物に伝播して近未来に伝えられってか蘇り、っていうSFなんだけど、あぁ、そっか、土に還るということはまた動物に戻ってくるのねぇというのをすごく実感したのでした。
ちなみに、佐藤史生の作品も独特の世界観・宗教観があってものすごく好き。

あぁ、こうやってみるとやっぱり私ってSF好きだなぁ。

あと、「美味しんぼ」や山田ミネコのハルマゲドン・シリーズなどにも影響を受けたかなぁ。喰う・喰われる関係とか、土葬・鳥葬・風葬・水葬にすごく興味を持ったりして。

しかし、20代後半に差し掛かった頃に、”火葬”もまた地上に還るんだなぁという考えも持ったのです。

・スワロウテイル
大好きな岩井俊二監督の「スワロウテイル」の中での名シーン。
母を亡くし、火葬場から立ち上る煙を見つめる少女・アゲハ(伊藤歩)は、その後、三上博史演じるヒオ・フェイホンと出会います。ある雨の日、ボロ傘を売りつけようと準備をしているアゲハに、フェイホンが語りかけます。
 「体を焼いた煙は空に上り、雲にあたって雨となって地上に戻ってくる
作中では、これはどこまで行っても結局この小汚い世界から抜け出せない。的なニュアンスも含めて語っているのですが、私はあぁやっぱり地上に還るのかって妙に安心してしまって。

「雨になって地上に戻る」「大気にとけて空気になる」これは、生命情報の循環ではなくて「魂論」って感じだけど、そう考えると
 地上に生きるものはすべて地上に還る。魂は地球の引力から離れられないのね?
って、ガンダムなことにまで想い至ったりして...(^^;;

で、今日見た、遺灰ダイアモンド
これは、個人が完全に自然界から切り離されたということになるのか?それとも地上にある以上、生命の証の永遠なる存続とみるべきか... 

残された人々が、いつまでも故人と一緒にいたいという気持ちは判るんだけど、そうすると断絶したお家なんかだと、家は朽ちてもダイアモンドは永遠の輝きってぇことで、後には代々の人々のダイアモンドだけが残り...って、なんだかSFチックな想像をしてしまいました。

あぁ、そういえば、山田ミネコの作品であったなぁ。
外宇宙からきた一族がいるんだけど、地球の大気に触れると体がケイ素化しちゃうの。最終的にはガラス玉になっちゃうの。最後の生き残りの娘の同級生がある日その家を訪ねると、誰もいなくて家の中にはいくつかのガラス玉しか残されてないの。

うーん、近い将来その風景が現実にあるかもしれない...

私はやっぱり、どんな形でもいいから、地球に戻って行きたいなぁ。

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Comments

遺灰ダイヤモンド・・・

遺灰に含まれる炭素とは、ほとんどが、火葬時に遺体焼却に使用される重油や灯油の煤(すす)。
本人の「体」の炭素はごくわずか。

重油の炭素から作ったダイヤを売りつけるのはいかがなものか?

> サイエンティストさん

情報ありがとうございます。
そうなのか~。まったく知りませんでした。

ごくわずかでも「体」からの炭素が入っているからよしとするのか、単に思い出だから「形」があればいいのかどうかは作る人それぞれでしょうなんでしょうけど。

でも、きっとほとんどの人が私と同じように、「ほとんどが重油の煤」って知らないんじゃないかとおもふ。。。

ちなみに、この遺灰ダイアモンドの話を両親にしたら、”海に散骨”を夢見る父はまっぴらごめん。お墓参りに来て欲しい母は、そんなんにお金使わなくていいから。と言われました(^^;;

煤(スス)になる前に気化するぞ?重油等は・・・
適当に物を申すなよ、サイエンティストさんとやら。
ただのメーカーのエンジニアのくせに・・・

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