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2004.09.27
新選組! 8/22放送
ようやく、8/22の「新選組! 友の死」まで観ました。ちょっと感想を書きたくなったので、一度観るのを辞めて山南さんへの追悼コメントを。
まずは、鈴木砂羽!
好きな女優さんなのだ。色っぽさとアクの強さで好きな女優さんなのだ。配役発表の時からこの人が明里さんを演じると知ってものすごく楽しみにしていたのだ。冷静で笑顔の下に諸々を秘めている山南さんとその恋人明里さん。二人の格子戸越しの別れのシーンとは一体...と想像を膨らませて楽しみにしていたもんだ。
そしたら、明里が。どんなクセのある明里かと思って楽しみにしていた彼女が。なんで無垢なだけの女性なの~。と、この前の回「山南脱走」の当たりでは大分不満が溜まっていたのである。その不満は、格子戸越しの別れのシーン直前まで続いたわけである。
が、しかし、やはり鈴木砂羽というか三谷幸喜。明里をただそれだけの女に書くわけがなかったのだ。
格子戸がピシャっと閉じた後の明里。
「切腹しはるんでしょ」「あれ、死装束やん...」「うち、そんなにアホやないよ」
どぉぅわぁーーー。と、爆涙しました。
勿論ね、山南さんを前にした近藤・土方や、最後のご飯(握り飯つき)を持ってくる源さん達新選組の面々にもぐっときましたよ。でも、この明里がなければ、その後の土方の子供ような号泣ぶりも引き立たなかったに違いない。
ちなみに、声を上げて口をひん曲げて号泣する土方さんだが、「新選組!」における土方さんとしてはあの号泣振りであり!だろう。あのシーンで、実は土方は脆い、実は勇はやっぱり兄貴分のかっちゃんであるということが語られるわけだから。
そして、忘れちゃならない境堺雅人。この切腹の回前後では、infoseekキーワードランキングの男性有名人ランキングで急上昇トップ10入りを果たしただけあって、この人を知らなかった人も注目したであろう見事な演技であった。
後にも書くけど、今回の三谷・新選組にはいろいろと不満があり、この人の切腹をどう見せるのかというのはドラマ開始時から興味が尽きなかったのだが、境 堺雅人は一人の男性・山南と新選組の"武士"としての山南、相反する二つの心をきちんと解釈して演じてくれたと思う。
切腹シーンもね。。。さすが、舞台の人。華奢ながら、上半身の特に腕の筋肉が美しいこと。こうでなければ重い長刀は振り回せないだろう。そんなところにディテール求めんなって言われそうだけど、こういうところと切腹に際しての一連の所作の美しさ。大事な要素でしょう~。
でも正直言って、今回の「新選組!」三谷脚本はずるい。その回その回で見ると成立する話を書いているが、全体を一つの物語としてみた場合、それぞれの登場人物がキャラ立ちしているか、というと結構微妙だと思うのだ。脚本とキャラ立ちががっちり合っているのは、土方さんと源さんくらいだ(^^;; 後は"武士"、"人斬り集団"新選組の面子としてはどうしても、どこかに不満が残る。
特に、山南さんは、今もって脱走の明確な理由が明らかになっていないせいもあるけど、かなり微妙だ。毎回その回の脚本だけをぽーんと投げられて後は役者まかせという雰囲気がしてしまう。
脚本上、土方さんとの確執は描かれてはいるけど、近藤勇のカリスマ部分が弱いせいもあって、どうしても山南さんが隊を抜けた理由が弱い。彼が切腹を決意したのはいつだったのか。おそらく、脱走した時点でそれは決意していただろう。が、「新選組!」における山南さんはきっと明里に富士山を見せたかったに違いないと思うのだ。だとすれば、無念の残る切腹であったのか。今生に遣り残したことはあったけれど、隊の為に山南さんは死を選んだのか。それは、悲しくもドラマを盛り上げるエピソードであるのだが。
不満なのは、これを大河という一年の長丁場のドラマの中ではなく、前後2,3話でしかも台詞で語ろうとするところだ。明里とのエピソードもそうだが、一番の不満は土方さんとの関係の描き方だ。
反目しあっているように見えた二人だが、土方さんは実は山南さんを高く買っていた・頼りにしていた。という部分をなぜこの死の直前で描くのか。山南脱走の直前に土方さんは、伊東甲子太郎に対して山南さんくらいしか弁が立つものはいないと言い「山南さんにはいてもらわないと困る」と言う。また切腹の直前に「あの二人は、お互いを敬い、認め合っていた」と斉藤さんは言う。
そりゃ、それでその回のドラマは盛り上がるが、それは卑怯技だろーっ!芹沢鴨編の合間にもそういうエピソードを織り交ぜながらもドラマを成立させ、過ぎし日の回想シーンとして画面に映し出さなければ私は納得しねーぜ。どうも、その辺が「拙さ」と感じてしまい、イコール三谷「新選組!」自体の幼さに感じてしまうのだ。前にも書いたが、三谷さんが本当に書きたいのは新選組という組織ではなく、幕末の志士、そう対・坂本竜馬や対・明智 桂小五郎のような気がしてならない。
うぅ、、、「風光る」の解釈とかぶる部分が多い、かつ、長丁場のドラマの見せ方としては不満があるということで、大河ドラマとしては辛口になってしまう。
しかし、「風光る」が対・勤皇志士ではなく組織である新選組に焦点を合わせているのに対して、対勤皇志士に対する近藤勇という面でドラマは成立しており、まだ追いついていないが坂本竜馬暗殺の当たりがこの大河「新選組!」の本当の見せ場となるのか。などと思っているわけである。
さぁ、急いで9月分を観なければ~。
追記:
山南さん追悼記念として、「風光る」で”土方さんが山南さんを好きな証拠”として紹介されている句を、俳句blogで作っちまいました。好きなのよ、エピソード的に~。
豊玉句集については、ゆうとさんの"新選組百科事典"の歳三の遺品蔵にも紹介されています。
追記2:
堺雅人の苗字を間違えるわ、あろーことか明智小五郎とか書いちゃったりなんかしちゃって、m-sanからタレこみをうけるも、あまりの馬鹿さ加減が恥ずかしいので、打ち消し線で修正することにした(^^;;
アオドクロをアカドクロと書いちゃったり、うっかり屋さんなのである。。。
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» 新選組!第33回「友の死」 [こんなんでもいい? から]
ちょっと封印ぎみだった前に書いた記事。今回の「ある隊士の切腹」の回に合わせて、や 続きを読む
受信 Sep 27, 2004 1:33:43 PM
» 新選組!第33回「友の死」 [こんなんでもいい? から]
ちょっと封印ぎみだった前に書いた記事。今回の「ある隊士の切腹」の回に合わせて、や 続きを読む
受信 Oct 4, 2004 9:02:14 PM
コメント
トラックバックって記事かく前に見つけなきゃだめなのね。
じゃあ、私のところの、万有とお気に召すままは見つけられてリンク貼られたって事?
わーかんなーい。
で、内容かぶっているが、君の言うとおりだ。
まったくそのとおりだ。
内容がここまでかぶっているのに正直びっくりしたのは私の方だ。
三谷さんはもはやどうにもならない状態になっていると思われる。
一本一本はいいんだけど、全体の流れとまとまりが無いんだよね。
私は明里の事は書かなかったけど、良かったよ。本当。
みんな、あの障子の別れをモチーフにいろんな事思いつくんだね。
それは関心。
しかし言わしていただくと、私の中では脚本とキャラがかみあってるの
筒井くんだけだと思うのだ。(すまん)
源さんは、なんか小林さんに合わせて書いている感じだし、、、。
山本くんは、、、、ほら私、土方フィルター付きなんで、、、(笑)
投稿者: m-san (Sep 27, 2004 1:21:22 AM)
つうか、、、直したって、そんな直し方、、、、。
もう、、、こんな夜中に笑かさないで(笑)
投稿者: m-san (Sep 27, 2004 1:24:15 AM)
やばい、寝なくちゃと思っているのに...
だって、あんまりにも馬鹿なんだもん。堺雅人はまだ許される(いや許されないけど)としても、明智小五郎はありえないだろー。手が勝手にタイプしたのよ。。。
ちなみに、容保様(筒井くん)もありゃ当て書きでしょー。っつったら、やっぱりいいのはみんな当て書きか?
あ、斎藤さんがいたか。美味しいとこどりの位置にいる斎藤さん。結構、反町の以蔵とも違うテイストになってきていていいよね。
土方フィルターかぁー。山本君はダメでも、新選組!の土方さんはOKなんだっけ?それが土方フィルター?
投稿者: うるみ (Sep 27, 2004 1:33:09 AM)
もうみんな当て書きだあああーーーーーーー!!!
斎藤さんはおいしいおいしすぎ。オダギリジョーでもうめろめろだす私。
いや最初から期待してたんだけど、ここまでになるとは意外なのだ。
毎週名台詞あるし。三谷さん気に入ってる。絶対。
でも完全にあれも役者に丸投げ。最初ああじゃなかったもん。
土方フィルターとは、、、、、。
「この人は土方、この人は土方」と暗示をかけて「新撰組!」を鑑賞する事である。(爆)
投稿者: m-san (Sep 27, 2004 1:43:00 AM)

