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2004.06.17

浪人街 青山劇場

2004年6月16日。ヘデウィグ・ショックを払拭すべく、もうすぐ会社を辞めてしまう同僚Kぽんと「浪人街」を観に青山劇場へ行ってきた。
メインキャスト&スタッフはこんな感じ。すげぇーー!
CAST
荒牧源内   :唐沢寿明
お新      :松たか子
赤牛弥五右衛門:中村獅童
千鶴      :田中美里
有村一馬   :成宮寛貴
藤兵衛     :田山涼成
小幡伝太夫  :升毅
七郎右衛門  :鈴木一真
母衣権兵衛  :伊原剛志

STAFF
原 作:山上伊太郎
脚 本:マキノノゾミ
演 出:山田和也
主題曲:坂本龍一
衣 装:ワダエミ

前情報を何も入れないで観に行ったらば、なんとこの作品の舞台も幕末!あぁほんに今年は幕末一色だわ。
3列目くらいまでは水飛沫・血飛沫をよけるためのビニールシートが配られたりして、ド派手な演出が期待されるそんな幕開けの舞台はというと。
ぴんぼけ唐沢唐沢寿明の舞台はNODA MAPの「TABOO」以来なので実に8年ぶり!当然のごとく安定した演技で魅せてくれた。ちゃらんぽらんで進めながらの決めの台詞はやはりカッコイイの一言につきる。"命をかける"重みを会津藩浪人という肩書きが物語っているのねっ。でも、やっぱりちょっと年くってきた?(^^;; 

ぴんぼけ松松たか子もご同様。可愛くてちゃっかりしてて、威勢がよくてなお新ちゃんがよかったです。ただし正直に言えばこの二人、もったいないなぁという感じがした。二人の力量を存分に発揮できる役にはなっていないなぁと。

脇を固めるこの美味しい役の二人が、もう!もんのすごく良かっただけに余計にそう思ってしまったのかもしれない。

ぴんぼけ獅童中村獅童。生の演技を初めて見ましたが、文句なしです。獅童クンが出てくると場がピリッといたします。華があります。この人も決して美形ではないのに舞台で化ける人ですね。また赤牛弥五右衛門という役がすごくいい役!美味しすぎる!舞台中もカーテンコールも一番拍手貰ってた。

ぴんぼけ伊原伊原剛志。この人の生舞台は「阿修羅城の瞳」を含めて2回目なのですが、かなり好きです。悪役からヘタレ気味な純情朴訥融通の利かない善人まで演じられる人ですもんね。何より、JAC出身らしく非常に綺麗な型の殺陣をみせてくれるところがお気に入り!

で、またまた正直な感想を言ってしまうと、田中美里成宮寛貴の役って正直いらなくねぇ?(^^;;いや、荒牧源内のキャラクターを掘り下げるエピソードとして必要なのはわかるんだが、いなくても物語は成立するんだよなぁ。新感線の「アテルイ」における鈴鹿みたいなもんだ。特に成宮クンは悪くは無いんだが、期待したよりも役柄的に美味しくなさすぎ、インパクト弱っ。

この舞台って脚本や役者それぞれの演技はとても良かったと思うのだが、いかんせん演出面が冗長気味でイマイチだった。獅童クンと鈴木一馬が酒を酌み交わすシーンとか、ラストの殺陣シーンとか、獅童クンのラスト(泣)とか、気持ちはわかるが"見せ場"と"長すぎ"の境目を"長すぎっ"側に踏み越えちゃった感が強い。そのせいで、なんだか洗練されてない吉本新喜劇のようなテイストが漂う出来になってしまっていたような気がする。殺陣シーンでの血飛沫の上げ方もちょっぴり露悪的というか、やっぱり洗練されてなくて笑いそうになってしまった。この演出を手がけた山田さんの作品は「ジキル&ハイド」を観ているんだけど、この人の演出とは相性が悪いのかもしれない。

しかし、ワダ・エミの衣装や舞台美術(花道の使い方)や音楽はさすがのSTAFFでよかったなぁ。もっとも衣装の質感は舞台が遠くてわかりづらかったんだけど。

今回の公演では、座席が花道退場通路前というのが美味しかったかな。舞台の花道は途中までで、役者は座席通路を通って退場するのだ。目の前を(シルエットしかわからんのだが)松や獅童クンが駆け抜けていくのが嬉しかった。松ってばダッシュはえぇー!

あとはカーテンコールでメインキャスト一人一人からのご挨拶があったのも嬉しい!歌舞伎で御馴染みの蜘蛛の糸を撒き散らす獅童クン、「成宮くぅーん」「獅童くぅーーん」の黄色い歓声につっこみを入れる唐沢。役ネタを使って挨拶する松&伊原。

なんのかんの言って、楽しめた舞台でした!

最近、演劇Blog化しつつあるなぁ。。。


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Comments

ま、まさにそのとおりっ!!!
成宮くんと田中美里のエピソードはいらないっ…とワタシも思いました。
コレ、成宮くんを出演させる為に作ったエビのような気がするワタシは汚れてますか?(笑)。

またまた、たるみさん!ありがとう!
今、たるみさんとこを読ませていただいたら。まっこと同じことを書いてますね、私(^^;;
いやぁ、気のせいではないかもしれませんことよ。役柄的にはまだ土居孫佐衛門の方が美味しかったですよねぇ。成宮クンはフォトジェニックだなぁと再認識したのですが、舞台でしかもあのキャストに囲まれるとやっぱり弱いですわ。

あとですね。ワタクシも当然のごとく、母衣権兵衛(伊原さん)の上洛浪士隊入りと、獅童くんの関係にはニヤリとしておりましたですよ。えぇ、もちろん。

新感線と比べるとーというのも実は思ってしまいました。ハイ。こないだの燃えよ剣もそうだったんですが、こうやって他の舞台を見ると、新感線のライティングや花道を駆使した場面展開の素晴らしさに否が応でも気づかされてしまいます。客の視線がふっとそれた瞬間に、次の場の転換をしていて、視線を戻すと途切れることなく次の場に移っている。いやぁ、おみごとおみごと!

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